銀座で同級生の展覧会を見た・オーロ開店

ビックカメラばくそう

銀座はバートックギャラリーにて。同級生のグループ展。絵の腕のある人だったが、変わらず高いクオリティを発揮する。もう日本画では描いていないアクリルの作品は、つげ義春を思わせる味のある世界観と鉄キチと猫好きの集合体。見事だな、と思った。ぼくの卒業した学年の人は付き合いのある人たちは皆何か作り続けていて、心底好きな人たちが集まっていたんだなあ、と思う。子供連れでいったら大層興味がられた。
その後又同級生が有楽町でバーラウンジをオープンしたのでショボイクリスマスツリーをしつらえて、夫婦の名前で持っていった。すると店の前にはすでに巨大な生花がたくさん飾ってあり、あまりに見劣りするのでどうしようかと思ったが、主人は大層喜んでくれてあー良かった、と思った。
このバーラウンジはオーロという。同じフロアにショットバーのオーロが有るけどもこれは10年前からやっている姉妹店である。勢力拡大、といったところか。友人である主人の事ながら非常に嬉しく、幸先が良いことを心から願っている。ぼくもショットバーのほうには開店当初からさんざ入り浸り、一時は毎週のように飲みに通った店である。結婚してからは自由になる金も少なくなり月一回程度の出勤であるが、大変長い常連さんが支えている小さなバーで、歴代のアシスタントのバーテンさんも皆知っている。金の無い時は随分つけて貰って、迷惑をかけたものだ。ま今もそれはあまり変わりないが、ショットバーというものでぼくが通う唯一の店であり、他を全く知らない。探求しようという興味も起きない。
オーロのマスターとの付き合いについては枚挙いとまが無いので又書こうと思うが、高校時代〜現在に至るまで青き泥濘を共に彷徨った同志として未だ交流が続いているのはありがたい限りだ。大げさかもしれないが彼がいなければのたれ死んでいたかもしれない、という恩人の一人でもある。そんな彼にも、赤ちゃんができた。しかも双子。双子の赤ちゃんに双子のオーロ、開店より10年目の記念すべき年に、非常ににぎやかな事になってきそうだ。見ているほうは楽しみである。

画像はそんなの関係ねぇ!って感じでビックカメラ店内を裸足で爆走する息子。他のお客さんは「見ない見ない」って空気、ぼくは追いかけるのに必死だった。