父の棺の前で

yuzuk452009-03-25




飲んでます。
ずっと一緒に呑みたいと思いつつもなかなかそうできなかった相手です。
相手は棺の中の父。
寝たきり闘病中につき多忙を極め、四年間こんな機会なかったので。
のめばのむ程、闘病に苦しむ表情からは考えられない程穏やかな顔で、それは納棺士さんの腕でもあるし、
果てなき苦闘から解放された男の顔であるし。
今、何故若き日にあんなに父に反目したのか、理由がわかりません。
今日の通夜でわかったのは、
父が周りの人からいかに愛されていたかということでした。
それは生涯を精一杯生きた人間の収支決算みたいなことなのかなと。
父は幸せな人生だったと思います。
けれどもそれは決して楽をして得られたものではないのです。

なんか、ありがとう。
そして、お疲れさま。
世代交代は進みます。後は任しといてください。